◆革新的な者【Innovator】(10項目) 平均 34点 SD=7.9
★心理尺度説明:より革新を求める傾向を判定する尺度。
◆キーワード:新しい、変化、改革、挑戦、非常識、可逆
◇高い方:常に革新を求め、よいと思ったことに対して妥協せず邁進します。チェレンジ精神が豊富で、必要ならば自分を変えること抵抗がありません。新しいこと、新しいものを好むなど、新しい刺激を求め行動を起こします。今までありえなかったことを、平気でできる人なので、ベンチャーなど、時代の変化、新しい分野に適していると考えます。注意点としては、新しいことを突然行ってしまい、周りを驚かせてしまったり、急な変更などで、周りをかき乱してしまったり、、既存の人間関係において衝突する可能性もあります。周りの人に理解されないことに苦しむこともあるかもしれません。しかしながら、新奇性欲求につながるタイプであるため、新世代へ変化に対して敏感であり、社会や組織の変革には、とても適している人物です。周りの人に、変革を推し進める上で、メリットや具体的な提案をしたり、わかりやすく説明することによって、活躍する場所を広げることができます。
★普 通:ある程度、新しいこと、新しいものへの対応ができる人です。それは、早急に周りの人を驚かせるものではないようですが、時代の流れとともに、自分を変えたり、適応させたりすることができる人です。少しずつ、周りの状況に合わせて、新しいものを取り入れていくことができます。
■低い方:あまり変化を求めない安定志向の持ち主です。急な変化や変革には、必要以上に避けたりします。普通が何よりも良いと考え、周りの人たちに合わせて行動ができる点は評価されます。常識破りなことは、避けるため、周りから安心があると思います。このタイプの方は、伝統的な仕事や規律のある仕事。決まり切ったルーチンワークなどに適性があります。ただ、時代が変わっても変化が出来ない、または遅れる等弊害もあり、自分を変えることに抵抗感を持っているため、ある程度、時として柔軟性を持つように心がけると良いと思います。
■職業適性:ベンチャー企業などスピードが求められる産業、事業に適しています。その大胆な意識は、社会や常識を越える新しいことへの挑戦につながる可能性があります。
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■革新性をレベル向上させる「方法・スキルワーク研究」
普段利用しない方法を使う。
普段、作らないような料理に挑戦してみる
失敗を恐れず、新しいことにチャレンジをする
変化を求められる現状において、リーダーシップを取る
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■関連情報
※アメリカの精神医学者 ロバート・クロニンガーが提唱する「新奇探索傾向」に近い内容になっている。
※日本人の遺伝子には、この「新奇探索傾向」が少ないと報告されてる。
※日本人は、安定志向を求める傾向があるため、安定した環境の方が力を発揮する傾向がある。